この「Webコンサルティングの現場から」では、中小企業HPの秀逸なコンテンツをご紹介していこうと思います。
中小企業ホームページのコンテンツは、それを見ているお客様(お客様予備軍)に、なんらかの「引合い」「行動」を促すために設置するものです。
それは「問い合わせボタン」という直接的な画像パーツを指すのではなく、文章や画像、動画などを駆使して、自然に「行動」に移っていただくような仕掛け全般を指すのです。
それが、中小企業ホームページのコンテンツなのです。
今回は、「会社の歴史」(よく、「当社の創業物語」などのコンテンツ名称になることが多いですが)がどんな効用のコンテンツなのかを考えていきましょう。
株式会社ブリヂストンの『ブリヂストン物語』というコンテンツがあります。
もっとも、株式会社ブリヂストンは大企業ですが、中小企業のホームページコンテンツを考える上でとても示唆に富む事例だと思い、挙げさせて頂きました。
大企業は時間と人的コストをかけて有意な戦術をとるわけですから、そのホームページのコンテンツもまた、何らかの経営的意図があると考えるのが自然でしょう。
株式会社ブリヂストンの『ブリヂストン物語』というコンテンツは、なんと59ページにわたって自社の歴史を振り返っています。
苦労話もある一方、どのように世界に羽ばたいていったかについて、余すところなく記述しているのが伺えます。
さてこの物語(歴史)というコンテンツは、どのような効果をもたらすでしょうか?
いくつか考えられますが、
- 「本物」である証になる(情報開示)
- 自らがパイオニアであることを宣言できる
- 採用活動に役立てることができる
- 自社社員に、会社の歴史(選択と行動の遍歴)を示すことができる
といったところでしょう。
要するに、正々堂々と取り組んできたことを詳(つまび)らかにするのですから、誠実さがアピールできる絶好のコンテンツだと言えるでしょう。
なお僭越ですが、永友事務所の代表・永友一朗のプロフィールのページ(公式サイト)も、物語風を意識して書いたものです。
今日は『【ホームページコンテンツ事例】物語(歴史)を描く』という記事でした。
≫永友一朗公式ブログはこちらです
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