こんにちは。今日は横須賀水道道(藤沢)を紹介したいと思います。
横須賀水道道(すいどうみち)は海軍により1918年に通水開始された、送水管が埋設されている土地のことを指すそうです(引用:Wikipedia)。
愛甲郡愛川町半原(はんばら)から、横須賀市の逸見浄水場に至るまでの長い「道路」ですが、このうち横須賀水道道(藤沢)は私の実家のすぐ近くを通っており、子供の頃から親しみを持っていました。
なお個人的には「横須賀水道道」とは言わず、たんに「すいどうみち」と呼んでいます。おそらく地元の住民も「すいどうみち」と呼んでいると思います。
横須賀水道道(藤沢)へのアクセス
横須賀水道道(藤沢)は、藤沢市内の複数地点で見ることができます。
しかし本記事でご紹介したいのは、あくまで筆者個人の実家の近くにおける横須賀水道道(藤沢)になります。
JR藤沢駅北口から神奈中バスに乗車し、「遊行寺坂上」バス停にて下車します。藤沢駅から遊行寺坂上まで順調なら10分弱で着きます。毎年1月2日、3日(箱根駅伝の走路になる)は旧国道1号線は混みますので、その際は10分弱では着きませんのでご了承ください。
「遊行寺坂上」バス停を下車するとすぐに交番があります。
交番のある交差点にて(車に気を付けながら)左右を見ていただくと、すでに「真っすぐな道路」を楽しむことが出来ます。はっきり言えばそれが「藤沢市内における横須賀水道道」の一部になります。
その交差点から北西方向(つまり愛甲郡愛川町半原方向)に向かう道の一部を、以下写真とともにご紹介します。
横須賀水道道(藤沢)の道沿いの風景
交番のある交差点から北西方向に歩み始めてすぐに、標石が埋まっています。波型のマークと「海」と書かれた標石は、それが海軍によってもたらされたことを端的に示しています。
喫茶店や理容室、郵便局などを眺めつつ1~2分歩くと、「立体的なマンホール」と「車両の進入を防ぐ門」が現れます。
この「立体的なマンホール」は、それ以外に形容できないのですが、何故か唐突に水道道に立方体が現れます。
子供の頃は、このうえでお店屋さんごっこをしたり、「高おに」での格好のセーフポイントになったりしていました。
この立体的なマンホールの上面に「基準点 横須賀市」という印があります。
ご覧の通り、この部分の横須賀水道道(藤沢)は、住宅街の真ん中を突っ切る感じで通っています。写真奥に向かって横須賀水道道(藤沢)が真っすぐ伸びているのがお分かりいただけると思います。
この唐突な感じに、説明しようのないロマンを感じます。
なお「この先通り抜け出来ません」と書かれていますが、車両は物理的に通り抜けられません。令和6年ごろまで大規模な工事をしているようで、車は通れません。
この門の中(向こう側)に入ると車が旋回できるような幅はありませんので注意してください(このブログ記事も、徒歩で楽しむことを想定して書いています)。
門に設置された「お知らせ」です。神奈川県企業庁、横須賀市水道局、藤沢市の連名で記載されています。
この「門」から、先程の「交番がある交差点」方面を見た写真です。ずっと真っすぐな道が続きます。
また振り返って北西方面に進みます。と、左手の法面上部に標石があるのが発見できます。昔はこの位置が横須賀水道道(藤沢)の高さだったのか?など、ロマンが溢れます。
道中の左側で、金属製の「管」を発見しました。これは水道管の一部なのでしょうか。詳細は不明ですが、ロマンが溢れます。
「門」を超えると、次第に急な下り坂になります。
個人的な話で恐縮ですが、筆者は中学時代にバスケ部に入っており、個人的な練習としてこの坂道で”坂ダッシュ”をしていました。車が通らないため安全に坂ダッシュできました。思い出の場所です。
しばらく進むと、右手に「大鋸運動公園」への入り口が見えます。今日は利用者がいないためか、閉まっていますね。
ちなみにこのあたりの地質は、かなり柔らかいです。
さらに進むと、「湘南ふじみ霊園」の入り口があります。
湘南ふじみ霊園のホームページにある「アクセス」では遊行寺坂上バス停から徒歩約4分と書かれていますが、実際には4分で到着するのは非常に難しく、また急な下り坂でもありますのでご高齢のかたが徒歩で来るのは非常に厳しいと個人的には思います。
小田急線の善行駅から墓参用送迎バスが運行されているそうですので、その利用をお勧めします。
藤沢バイパスの下(水道道橋)をくぐると、いったん横須賀水道道(藤沢)は”行き止まり”になります。
もちろん向こう側には真っすぐな道(というより真っすぐな空間)が見えているのですが、残念ながら「大清水浄化センター」の敷地内になるようで進むことが出来ません。
T字路の右方向も大清水浄化センターになりますので、左側に進みます。
しばらく道沿いを進むと、左手にいきなり「虹のトンネル」なるものが見えてきます。
このトンネル(藤沢433号線)の向こう側は藤沢市西富の住宅街になるようです。
トンネルを通って西富の住宅街から旧東海道藤澤宿や藤沢橋、遊行寺などに行くこともできますが、今回は所用にて藤沢市民病院に向かうことにします。
右手に藤沢市立大清水小学校、藤沢市立大清水中学校などを見ながら、この道(藤沢435号線)を進むと、左斜め向こう側に藤沢市民病院が見えてきます。と同時に、いかにも市民病院に行けそうな雰囲気の脇道(藤沢436号線)が登場します。
しかしこれはトラップです。この脇道(藤沢436号線)をうっかり選択すると、境川沿いを通って御殿橋のほうまで行かされてしまいます。しかも右手にはっきりと市民病院が見えているのに。です。
ですので横須賀水道道(藤沢)散策を終えて市民病院方面に抜けたい場合は、この脇道(藤沢436号線)ではなく真っすぐにこの道(藤沢435号線)を進んでください。
今日は横須賀水道道(藤沢)を紹介させていただきました。いつも本ブログをお読みいただき、ありがとうございます。
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