躍動する遺言-阪本啓一さんの新著「Rock being ~ もう、いい大人なんだから、無茶しよう! ~」を読んで-

阪本啓一さん 兼業主夫目線

 

阪本啓一さんの新著「Rock being ~ もう、いい大人なんだから、無茶しよう! ~」を読んだ。

阪本啓一さんを万が一ご存じないかたにお伝えするならば、阪本啓一さんはブランドクリエイター、経営コンサルタント、ビジネス本著者だ。
いや、そもそも肩書というものが似合わない(?)「阪本啓一さん」という個性丸出しのおじさんだ。

阪本啓一さんのことを初めて知ったのは2006年、ネット検索だった。
私が独立前、とある公益団体に勤務していたころ。
「コンサルタント 横浜」で検索したら、阪本啓一さんが創業した株式会社JOYWOWのホームページがヒットした。

それまで知っていた「経営コンサルタント」というイメージとは全く違った印象、ホームページ内容だった。
「経営にはJOY!やWOW!やLOVE!を!」
などと訳の分からないことが書いてあり、でも一瞬で鷲づかみにされた。

すぐにメルマガの読者になった。

その後私は2009年に独立し、独立後初めてのお客様から「これ、とっても面白い本なんですよ」と紹介されたのが、奇遇にも阪本啓一さんの著書『もっと早く受けてみたかった「ブランドの授業」』だった。

それからというもの、阪本啓一さんの著書の多く(全部じゃなくてゴメンナサイ…)を購入しては、すぐ読んだ。

もっと早く受けてみたかった「ブランドの授業」―「本当の価値」はどのように創られるのか?(2004年/PHP研究所)

つまりこういうことだ!ブランドの授業(2008年/日本経済新聞出版社)

共感企業(2010年/日本経済新聞出版社)

ビジネスチャンスに気づく人の57の法則(2011年/日本経済新聞出版社)

「たった1人」を確実に振り向かせると、100万人に届く。 (「市場の空席」を見つけるフォーカス・マーケティング)(2012年/日本実業出版社)

繁盛したければ、「やらないこと」を決めなさい(2015年/日本実業出版社)

ブランド・ジーン 繁盛をもたらす遺伝子(2015年/日経BP社)

2015年に『繁盛したければ、「やらないこと」を決めなさい』出版記念公開セミナーが横浜で開催されると聞き、超超人見知りな私は清水の舞台から飛び降りる気持ちで参加した。この時の写真は一生の宝物です。

阪本啓一さん

しかし、だ。

いわゆる「やりかた」「ありかた」という二分法があるが、阪本啓一さんは「ありかた」にとことんこだわるような印象がある。

日頃、中小企業に特化したWeb活用のコンサルタントとして動いている、つまり如何に経営者様に「やりかた」をしっかり分かりやすく伝えていくかに心を砕いている私にとって、阪本啓一さんの「ありかた」の話についていけなくなっていった。
「阪本啓一さんは”ありかた”のひとだ。でも私は、”やりかた”を伝えていく人間だ。」
そのあたりについて自分で整理がつかなくなって、阪本啓一さんのブログなどもあまり目を通さなくなっていった。

※誤解の無いように、阪本啓一さんの「ありかた」の議論は本当に面白い。ぜひ本を手に触れて、メルマガを購読し、あるいは「ライブ」と呼ばれるイベントに参加していただきたい。本当におススメだ。実際、私はクライアント様に阪本啓一さんのイベントに出るように勧めることもあるし、参加したクライアント様も少なくない。

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そんななか、昨年10月、3年ぶりに阪本啓一さんからFacebookでメッセージが届いた。
新著に関するFacebookイベントページを立ち上げたのでぜひ参加を、という趣旨だった。

この、訳の分からない躍動感が阪本啓一さんの魅力だ(笑)。

そのイベントページ(グループ)で阪本啓一さんの記述を見ると、今回も相当に力が入っている著作だという。
速攻で申し込んだ。
「読まない(買わない)」選択もあったが、気づいたら購入していた。ただならぬ熱意を感じたから。

「Rock being ~ もう、いい大人なんだから、無茶しよう! ~」は年末に届いた。すぐ読もうと思ったが、味わって読みたくなり、1週間かけてじっくり読んだ。



じっくりじっくり読んで、言葉は適切でないかもしれないけど、これは阪本啓一さんの遺言なんじゃないかと思った。

遺言といっても、お涙頂戴ということではなく、むしろ逆。
躍動する遺言、といった感じ。
※なお阪本啓一さんは本作の中で「あと60年生きるつもり」と書かれています

阪本啓一さんのこれまでの人生を、けっこうびっくりするほど赤裸々に描いている。
文章は始めから終わりまで猛ダッシュ。

また、「なぜ”ありかた”なのか?」ということが、じつは非常に丁寧に、繰り返し繰り返し書かれている。

そしてよく読めば読むほど、じつは阪本啓一さんは「ありかた」を論じるんだけれども、「やりかたを踏まえた上での」ありかたを示していることが分かった。
※いや、「わかったつもり」になっているのかもしれない。詳しくは本書へ!(笑)

阪本啓一さんは、「ありかた」のひとではなかった。
「やりかたを踏まえた上での、ありかた」のひとだった。

それが分からなかった私は本当に浅はかだった。

※阪本啓一さんは会計や経営計画などの講座も立ち上げています。やりかたもきちんと示してくださいます。

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日頃のビジネスで、生活で、学校で、「そもそも、俺、何でこんなことやるんだろう?」とモヤモヤすることは多いと思う。
そんなときの”指針”って、ありそうで無い。

阪本啓一さんは、それを根底から提案してくださる、ロックなビール好きおじさんなのだ。

なお本書「Rock being ~ もう、いい大人なんだから、無茶しよう! ~」は阪本啓一さんに直接会って購入する(依頼する)のが一番面白いと思う。
が、遠方でなかなか難しいとかいろいろな事情があると思う。その場合は、BASEで購入できる。

https://joywowbooks.thebase.in/items/11211819

わかりやすいホームページ相談(中小企業Web活用のコンサルティング)

「中小企業Web活用に特化した」「わかりやすい」コンサルタントとしてホームページコンサルティング、セミナー講師、執筆、審議会委員等を務めています。
またソーシャルメディア(SNS)リスク・コンプライアンス研修講師としてビールメーカー様/マスコミ関連企業様/交通インフラ系企業労組様/化学メーカー様などにご用命いただき社員研修の講師を務めています。

ホームページコンサルタント永友事務所はWeb制作会社ではなく、中小企業・起業家様のホームページ改善(Web活用)に特化したコンサルティング専業事務所で、ホームページ制作業務をしない中立的なホームページコンサルティングのパイオニアです。

文責:ホームページコンサルタント永友事務所

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